うりログ

日記歴20年アラサーOL、ついにブログを始める。

ワクワクすること ~ハロウィンに冷静な自分が感じること~

今日は、ハロウィン前ということもあって、街中に仮装した人たちが溢れていた。平和な国だなぁ…なんて、しみじみと感じてしまった。ワクワクした表情の若者たちを横目に自分があまりに冷静で、そのギャップになんだか悲しくもなった。

 

私の働いている会社はグローバル企業と言われるが、中身は年功序列のある古き良き日系企業である。この時代の流れに追いつけとばかりに、色々な施策を講じるも、社員のマインドが着いていかないのが現実。マインド改革の小さな試みの一つとして、私の所属するチームでは、週1回1時間、仕事とは関係ない話をする時間を設けている。チームメンバーが持ち回りで、自分の趣味や最近の関心事、新規ビジネスの可能性等、色々なテーマで発表する。

 

先日は40代男性社員による「ワクワクすること」についての発表。最近、スタートアップ事業にも力を入れ、起業家と出会う機会も多いせいか、その同僚は、自分がワクワクしていないことにハッと気づかされたようだ。ふと子供たちに目を向けると、子供は目に映るあらゆる物に興味を示し、毎日がワクワクで溢れているのに、大人になるにつれ、自分の住む世界が当たり前になり、ワクワクを感じにくくなっている。一方で起業家の人々は、「自分はこれをやりたい」という確固たる意志を持っているからか、好きを貫いているからか、ワクワクしながら仕事をしているように見える、といった議論をした。その場で何か結論が出た訳ではないが、ワクワクするというテーマから、「自分のやっていることに誇りを持っていますか?」という問いを投げかけられた気がした。

 

先日、会社を辞めて起業した後輩に会った。再会するのは約3年ぶり、元々理系出身であったこともあり、自身の専門性を活かして新規ビジネス分野で大注目されている。何より印象的であったのが、彼のすっきり整理されたビジネスビジョンと、ワクワク感たっぷりの表情。彼がキラキラとものすごく眩しく見えて、お店の照明を少し暗くしてほしいと思ったほど。彼は、Work for Lifeではなく、Life for Workとして、お金のためではなく、人生の生きがいとして仕事をしているよう。そんな風に、関心のあること、好きなことを仕事に出来るって素晴らしいと思うけれど、絵を描くことが好きで、みんなが画家になれる訳ではないし、やはり好きなことを仕事にするのって難しい場合があると思う。だが、ふと考えると、彼の場合、自分の優先順位の中で仕事が上位に来るから、好きなことを仕事にしている姿がキラキラと素敵に見えるのだろうと思った。例えば、仕事はほどほどでも、家庭や趣味等の優先順位が高い人は、そこに好きなことを持ってくれば、やはりキラキラと素敵に見えるのではないか。人をサポートすることが好きで、家族のためにご飯を作ることで輝く人、トライアスロンが生きがいで、生活の中心に運動を持ってくることで輝く人。生きていく上では、好きでなくともやるべきこともあるが、その中でいかに自分の好きを行動に移せるか。それを実行している人は、自分のやっていることに誇りを持っているように見える。それがワクワク生きているように見えるのかもしれない。

 

仕事、家庭、趣味、何でワクワクしても良いし、どれが自分の中で重要かも、年代や状況によって変わっていくものだと思う。どんな状況であれ、生活の中に一つでもワクワク時間を持つこと。あわよくば、誰かの役に立ったり、社会貢献出来たりしたら、それは素晴らしい人生だと思うけれど、自分自身がワクワクを感じて生きること…これぞ人生の醍醐味というか、それだけで十分なのかもしれない。きっと、あなた自身がワクワクして生きていることが、周りの人をもハッピーにする。

私は、残念ながら仮装にはワクワクを感じないけれど、文章を書いている時がワクワク時間の一つ。あぁ良かった、私にもワクワクの心はありました、と再確認している自分に何だか笑ってしまった。

最近ワクワクしたことは何ですか?

では、今回はこのへんで。

(人生の中でかなり高いワクワク度を感じたナミブ砂漠の写真を)

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