うりログ

日記歴20年アラサーOL、ついにブログを始める。

Connecting the dots ~転職しました~

とってもお久しぶりです。明けましておめでとう!から早3ヶ月ですね。実は、うりログを楽しみにしてくれている方もいて、「更新待ってるよ~」と嬉しい言葉をちらほら頂きました。ありがとうございます。

 

さて、この間何をしていたかと言うと、転職活動。沢山の自問自答をして、不安と期待を抱えて過ごし、何だかモヤモヤした気持ちでブログを書く気になれなくて。10年近く働いた会社を辞め、次のステップへ挑戦することは、思ったよりも大きな変化で、文章では書ききれないストーリーで溢れている。結果として、自分の関心ある分野で素敵な会社とご縁があり、新たな一歩を踏み出すことに。その過程で強く感じたことを今日は書きたいと思う。それは、”Connecting the dots” 全ては繋がっているということ。

 

2005年のスタンフォード大学卒業式でのスティーブ・ジョブズの有名なスピーチの中で、彼は“Connecting the dots” 点と点を結びつけるということを話していた。人生、仕事、何に於いても、自分を信じてこれが何かに繋がるかもしれないと点を集めていくと、後に振り返った時に線になり、その人らしさを作り出すというメッセージである。

 

私は元々国際協力に関心があり、国造りに関わる大きな社会貢献が出来る仕事に携われることを嬉しく感じていた。10年弱の会社生活で、様々な経験を積み、多くの人との繋がりを築き、数えきれない程の点を集めることが出来た。一方で、もう少し人々の健やかな暮らしに直結する仕事への関心も高く、ボランティアやセミナーに参加したり、大学院に通ったりと、自分の心のままに別の場所でも点を集めていた。今回、偶然が重なり、次の会社と出会い、今までの経験と今後挑戦してみたいことが重なり、なるべくしてなるように転職へ。

 

入社1~2年目の頃は非常にモヤモヤしていた。担当案件が大規模であることもあり、自分の担当業務が何に繋がっているのか見えず、そもそもこの道で良いのだろうか、と色々な思いが錯綜していた。そんな時、旅行先で偶然知り合ってから親しくしている50歳年上の友人から、「あなたは、もっと勉強したいんじゃない?大学院に行ってみたら?」と言われた。思ってもみない選択肢が自分の中に生まれ、もしやこのモヤモヤが晴れるかも、そんな期待を感じた。ランチを終えたその足で本屋へ、初めて見る“大学院コーナー”。会社をすぐに辞める気はないし、でも新たな道が開けるかもしれないという期待を持ちつつ、パッと目に入った一冊の本が「通信制大学院」という本。大学院にも通信制があるの?と驚き半分で、即座にネットを調べてみると、すぐにオープンキャンパスが開催される予定だと分かり、私の行きたい学部もあることから、とりあえずその本を購入することに。そこからがあっという間。何の準備もせずオープンキャンパスに行き、ある教授に、ここに来たいきさつと、大学の卒論内容や今関心ある分野の話をすると、「まさに、あなたにぴったりの教授がいるよ」と、私のゼミの教授となる女性を連れてきた。なんと、私の研究テーマを専門とする国際機関で勤務経験があり、その道のスペシャリストであった。「私のゼミにいらっしゃい!」とエネルギーに溢れた満面の笑みで言われ、「はい」と答える自分がいた。自分がそこまで勉強したいのか、大学院に行く目的は何なのか、修士をどう活用していきたいのか、実はよく分からなかったが、ただ、“これをやってみたい” と心から思った。

 

ただ、大変だったのはそのあと。通信制のため、通学は年に数回で基本はレポート提出やSkype形式でのゼミ授業であるが、働きながらの勉強は思った以上に大変で、完全に自分との闘い。基本的に社会人学生ばかりで、子育て・仕事・勉強を両立している方もおり、私なんて有難い環境に置かれている方ではあったが、自分をコントロールすることが難しく、仕事が忙しいという理由で勉強を後回しにすることも。誰に指示されて勉強している訳でもなく、なぜこんなことを始めてしまったのかと弱気になることもあり、ただやりたい、だけではなく明確な目標を持ってやらないとダメだと反省した。なんとか卒業出来たのは、教授やゼミ生の応援があったのと、「何で今さら大学院行くの?」という周囲の声を押し切ってまで始めたのだから、やりきらなければという自分の意地だけ。勉強を楽しんでいたとは全く言えないけれど、素晴らしい仲間が出来て、ハチャメチャでもやりきったという少しの自信は私の糧になり、そして大きな“点”になった。

 

大学院卒業後は、仕事が楽しくなり、それをどう活かそうとはあまり考えていなかったが、卒業から5年が経ち、今回の転職活動では、修士取得を評価してもらい、私の興味・関心がホンモノであることの証明にもなった。自分の中では、大した勉強も出来ていないという後ろめたさもあることから、あまりアピールポイントにはしていなかったが、思わぬ所で身を助けてもらえたという驚きを感じた。そして、これはまさに点と点が繋がった瞬間だと実感した。その時々の学びと人との繋がりが点となり、全てが人生の糧になっているのだと。その一つ一つの点を作ることが出来たのは、周囲のアドバイスやサポート、様々な出会いのおかげであると、感謝の気持ちでいっぱいの転職となった。

 

何か新しいことを始める時、大きな目標を掲げることが出来たら、それは継続するための大きな力になると思うが、ただ自分の心のトキメキに従ってやってみる、そんな気持ちで何か始めても良いのかもしれない。それがいつしか点になり、繋がる時がきっとやってくるから。

 

そして一つ思い出したのが、前に20代前半の可愛い後輩と肩もみをし合っていたところ、「うりさん、背中バキバキでヤバいですよ!」と言われ、彼女の背中と比較すると、私の体の硬さのヒドイこと。これはまずいと一念発起、お風呂上りのストレッチを始めることに。三日坊主にならず続けて3ヶ月後、たまたまアフリカのエスワティニ王国(旧スワジランド)の洞窟ツアーに参加することに。以下イメージ図であるが、腰をかがめる程度ではなく、這いつくばったり、ジャンプをしたり、かなり本格的な洞窟ツアー。でもストレッチで柔軟性が高くなったおかげで、難所もすんなりと進むことが出来て、初心者にしてはすごいとツアーガイドも驚くほど。ストレッチのおかげで洞窟ツアーを満喫出来るとは!と、あの時の後輩の一言に感謝であった。まさに、何がどう繋がってくるか分からないもの。ということで、今回はエスワティニの写真を。

 

明日から新年度、これからどんな点を集めていくことになるのだろうと、期待と不安を胸に、今回はこのへんで。皆さんも素敵な新年度をお迎えください。

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